2023/2/13

土曜のアイマスのライブを観に東京に行きまして、日曜の最終便で帰る予定でした。歩き疲れたのでさっさと空港入りして、コンセントのあるブースを占拠してくつろいでいたところ、搭乗時刻も迫った頃にこんなアナウンスが(うろ覚え)。

「○○行きは現在定員以上のご予約を頂いており、全員にご搭乗いただけない可能性がございます。明日の便への振り替えにご協力いただけるお客様がいらっしゃいましたら、係員にご連絡を……」

ん!?

「満席近くの~」は聴いたことありますが、「以上の」なんてはじめて聞きました。後の便ならともかく、明日の便への振り替えなんて誰も……と思ったところで、はたと思い出したことがあります。前に、こういう状況になった人の話を読んだことがあるような気がする。こういう場合って謝礼がもらえるんじゃなかったっけ……?そのことに気づいた瞬間、目がきり丸みたいになっていたことでしょう。

幸い、翌月曜日は絶対仕事にならんと踏んで予めお休みを取っていたので、旅程が1日伸びても問題なし。物は試しと搭乗口の係員さんに訊いてみました。お金くれますか?だとがっつきすぎなので、なるべく遠回しに……すみません、振り替えた場合、宿泊代とかって自己負担になりますか?

「空港付近の宿をこちらで一泊手配いたします」

やったぜ。

「それとですね、もし振替になった場合、協力金かマイルのほうをお支払いいたしまして……」

やったぜ。 協力金の相場はネットにあるので各自調べてほしいですが、当日と翌日で金額が違って、翌日に振替だと金額がちょっとすごいです。 これはラッキー!迷わず振り替えを申し出ました。

申し出てからこっちのやることは、待合に座って、搭乗券の控えを係員さんに渡したり、書類に名前書いてお金もらったり、振り替え先の飛行機を決めたりしただけだったけど、宿の手配やら、手荷物をおろしてもらったりとか、裏でかなりいろいろしてもらっていたようです(そらそうだ)。

もしかしたらやっぱり乗れるかもしれない(そのばあいは謝礼なし)、とは聞いていて、実際一人未搭乗で呼ばれまくっていたのでどうなるのかなと思っていましたが、のんびりスマホでライブ2日目の実況を読んで待っている間に飛行機はタラップを離れてて、そこでもう後戻りできないぞと気がついてめちゃめちゃにワクワクしてました。

対応してくれた係員さんは何度も待合席まで来てくれて、めっちゃ下からで、なんかこちらが申し訳なくなりました。実は私もあまり経験がなくて……と言っていた。あとから調べたら、どうしても都合がつかない場合は搭乗をお断りされることが稀にあるそうで、そんなことをされた人間がどんな反応をとるのかは想像に余りあるので、申し出てくれた人に対応するほうが、係員さん的にも楽、って事情もあったのかも。

やがて(それなりに待った)、宿の手配ができ、手荷物も下ろしてもらったようで、係員さんに連れられてロビーまで向かいました。(余談だけど、宿の予約確認メールを自分のアドレスに転送してもらったのですが、某有名予約サイトのメールでちょっと笑った。たぶん大わらわで予約サイトの空室状況を確認した人がいるんだろうなあ)到着ロビーではなく出発ロビーへの移動だったので、金属探知機を逆から通るという貴重な?経験をしました。手荷物を返してもらって、翌日のチェックインのしかたと(羽田は基本手荷物預けまで無人だけど、事情が事情だから有人カウンターを使ってくれと言われた)、宿までのシャトルバスの乗り方を懇切丁寧に教えていただいて解放となりました。下着の替えがなかったのでそのへんにあったユニクロで下着を買って、宿に向かいました。空港からシャトルバスで20分くらいの、おそらく早朝便を使うような人たちが前泊御用達にしているような宿でした。

貴重な体験をしたので体験記でした。人生いろんなことがありますなあ。

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